私がまだ小学校低学年の頃、月輪熊のぬいぐるみを買ってもらい、その後の記憶がなかったものの、母が置いていてくれたおかげで、今も手元に残っているのですが、

私はずっと、このくまさんを、サンアローの出身だと思っていました。

しかし、そうではなく、サンアンドスターという会社の、出身だったことを今日、初めて知りました。

そこで、この会社について調べてみると、なんと!2016年10月31日に廃業してしまったというのです!

なんだか言葉に表せないくらいショックです・・・

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「サンアンドスター」ってどんな会社?

出だしから衝撃の事実を知り、そのショックを引きずりつつ、「サンアンドスター」について、もっと詳しく調べてみると・・・

「サンアンドスター」はもともとは、1955年に設立された「マル新」という、おがくず詰め製品をアメリカに輸出する会社だったそうで、

1960年代には、頭はソフトビニール、体は布、中身はおがくずの人形をアメリカ向けに輸出しており、その後、ぬいぐるみを作り始め、1967年に「サンアンドスター」という名前になったそうです。


2008年、modern pets star (モダンペット スター)として、この人形たちが 「play set products」(人気キャラクターのリデザインや広告のデザインを手がける男性3名によるデザインチーム)によりプロデュースされています。当時と同じ手法で作られていることから、1点づつ職人が手作業でボディにおがくずを詰めたそうです。

さて、「サンアンドスター」は、ぬいぐるみを作り始めた当初は、ディズニーの版権を持ち、ミッキーやプーさんを主に作っていたそうです。

その後はいつ頃かは分かりませんでしたが、世界で初めてポリエステル綿を使ってぬいぐるみを作り、大きく発展したことから、一時は中国に進出するなど事業を拡大。

そして、ネットで「サンアンドスター」と検索ボックスに入力すると「月輪熊」と出てくるのですが、それほど、月輪熊シリーズが有名だったようで、

「自由の女神100年祭」の装飾にも使われたとのこと。このことについてもっと詳しく知りたいと思い、調べてみたのですが、残念ながらまったく情報がなく分かりませんでした。

うちのくまさんもこのシリーズの小さなくまなのだと思います。

「サンアンドスター」について今のところわかったことはこれくらいです。

おそらく、ぬいぐるみを作る高い技術をお持ちだったと思うので、その技術が受け継がれていかないことが、大変残念です。

まとまりのない文章になってしまいましたが廃業・・・と聞いてとても寂しく思いました。

そこで、次は私のくまさんについて、お話しようと思いますので、もう少しお付き合いくださいませ。

冒頭でも書きましたが、このくまは、私が小学校低学年くらいの時、母に買ってもらったものです。

おそらく、「クマ牧場」で買ってもらったものだと思うのですが、はっきりとどこから来たのか、もう覚えていません。

その後も、私のこのくまの記憶と言えば、母が編んでくれた赤いセーターが、とても良く似合っていたことくらい。

残念ながら、このくまとの思い出はそれほど豊かなものではありませんでした。

そのうちわたしは成長し、完全に忘れてしまっていたのですが、その間、母の部屋で暮らしていたようで、私が結婚して家を出、久しぶりに実家に帰った時、

母がこの子を大事にとってあったのを知り、私は驚きと同時に、とても懐かしく感じました。

実は、私は子どもの頃、たくさんのぬいぐるみを買ってもらったのですが、今はどれも残っていません。

成長の過程で処分したり、引っ越しで処分したりで、子ども時代に別れを告げるように、みんなとさようならをしたのです。

そんな中、唯一、このくまだけが残っていたのです。

(なぜ、母がこの子だけを残しておいたのかは不明ですが、今度会った時に聞いてみようと思います)

ちなみに、現在は引き取り、私の部屋で、シュタイフやメリーソートのベアたちに囲まれながらも、堂々とした存在感を放っています♪


胸の月の輪がトレードマーク♪


こういう形でひとりでお座りもできるのです


後ろ姿♪


年季の入った「サンアンドスター」のラベルです

背中が丸まっていて猫背気味な独特のフォームからか、両手にすっぽりと収まります。

また、毛はやわらかくてとても触り心地が良いので、いつまでも撫でていたいほどです。

この子の第二の人生は始まったばかり(笑)

これからも大切にしようと思っています♪