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ブラックベアの誕生秘話

豪華客船タイタニック号は、1912年、
処女航海中、北大西洋上で氷山に接触し、
沈没。死者1500人を出す、
最悪の悲劇に見舞われました。

ドイツの会社「シュタイフ」は、
この悲劇を悼むため、すぐに、

黒のテディベアを600個製作し、
哀悼の意を表しました。

このベアの目の周りは、
赤いフェルトがあてがわれているのですが、

ベアが悲しみのあまり、
泣きはらしたことを表現しているのだそうです。

当時、タイタニック号の故郷であった、
イギリスでは、このベアが発売されると、
即完売となりました。

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オークションで史上2番目の高値で落札

時を経た2000年、
クリスティーズのオークションで、
このベアが競売にかけられると、
史上2番目の高値である、 £91750、
日本円で約13,000,000円で、
落札されたそうです。

もともとの持ち主の方が、
このベアを、ずっと衣装ダンスに、
しまいこんでいたことから、とても良い状態だったとか。

とても珍しいこの「ブラックテディベア」は、
日本では、通称「タイタニックベア」と、
呼ばれているのですが、

お国柄の違いか、
縁起が悪いと言って、
日本ではあまり人気がないようです。