シュタイフ1921レプリカ
サイズ:45センチ
価格:60900円(税込)
2011年春夏発売
(世界限定1921体)
このテディベアは、ドイツの老舗テディベアメーカー、
「シュタイフ」社で作られ、2011年に発売されました。
2000年代に入り、1921年製のオリジナルの型紙が初めて発見され、
その型紙を忠実に再現して作られたのですが、
完成に至るまでに4年もかかったのだそうです。
シュタイフ社渾身の作ということで、
シュタイフの気合が入ったベアとも言えますね♪
シュタイフは各国に向けてベアを送り出しているのですが、
このベアはアメリカへ渡り、そして日本へ来たのだそうです。
毛は?
薄い茶色と白のツートンモヘアが美しく、
くるくるとした巻き毛がとてもやわらかいです。
目は?
二重のグラスアイ。
目の周りには影がつけられ、より彫りの深い顔立ちに見えます。
鼻は?
黒い糸で縦に刺繍されています。
口は?
「ハの字」に刺繍されていますが、
どことなく微笑んでいるように見えます♪
耳は?
耳の中にも影がつけられています。
腕は?
クラシックなベアを思い起こさせる長めの腕。
手、足は?
フェルトのパット
出会い
今から5~6年ほど前、私はシュタイフのパンフレットでこのテディベアを見て、
その表情やモヘアの美しさに一目惚れしてしまいました。
それから、私はこのベアの虜になってしまい、一度、現物を見てみたいと、
テディベアショップやフェスティバルで探し続けたのですが、
残念ながら出会うことは出来ませんでした。
ところが、つい1週間ほど前(2017年9月1日頃)、
いつものように、「シュタイフ 1921 レプリカ」で、
画像検索したところ、「くまの王様」というサイトにヒット。
写真もきれいでわかりやすく、とても可愛い顔立ちだったことから、
すぐに気に入りました。
なんと、お店も神戸の北野にあるということで、
家から近くはないものの、じゅうぶんに行くことのできるところにありました。
もし可能であれば、一度実物を見てみたいと思い、
9月9日の金曜日に思いきってお店に電話をしてみたところ、
お店でも見ることができるということで、
その日に旦那さんに車で連れて行ってもらいました。
「くまの王様」は、ショーウィンドウに、
アンティークのテディベアがたくさん並べられた、
温かい感じのするとてもかわいいお店で、
私はドキドキしながらお店に入ると、
いろいろな珍しいテディベアたちに目をやりながら、
お目当ての子を探していました。
すると!
一番奥のガラスケースの中に座っているのが見えたのです!
私は、すぐにオーナーのマダムに頼んで、
その子をガラスケースから出してもらいました。
ずっと憧れていたテディベアだったので、
私のドキドキはいっそう高まり、頭が混乱しそうでした。
顔立ちはきりっとしていて私好み♪
巻き毛のモヘアはツートンカラーで美しく、
46センチという大きさも抱きごたえがあり、
想像していたよりも素敵なテディベアでした。
マダムの話によると、このベアは、
ずっと前からお店にいたそうで、
これまで、何人かの人に気に入られたものの、
そのお値段の高さから連れて帰られることはなかったそうです。
(ちなみに、このベアを気に入ったお客さんはすべて男性で、
女性では私が初めてだったそうで、とてもびっくりされました)
私はそんな話を聞きながら、ベアを眺めたり、抱き上げたり、
触ったりしながら、ドキドキが止まりませんでした。
それでも、やっぱり6万円は高い・・・
あまりにも突然の出会いだったため、あてにできるお金もなく・・・
やっぱり、あきらめるしかないのかな?
そんなことが頭の中をぐるぐる回っていたのですが、
ここでずっと考えているわけにもいかず、
後ろ髪を引かれる思いで、いったんお店を出ることにしました。
お店を出て冷静に考えてみると、やっぱり今回はあきらようか、
と、一度は思ったのですが、
その少し後、再びお店の前を通りかかると、あのベアがガラスケースに戻されることなく、
そのままの姿で机に座っているのが見え、たちまち私の決心は揺らいでしまったのです。
考え過ぎだとはわかっているのですが、ベアがまるで、
私のことを待っているように見えたのです!
すっかりベアを諦められなくなった私は、
ふと、タンス貯金を思い出しました。
このことがあるまですっかり忘れていたのですが、
いくら貯まっているのかもわからないタンス貯金が(^^;)
そこで、家に帰ってからさっそく数えてみると、
ベアを買えるほどお金があったのです!
もう、迷うことはありません。
私はその翌日、すぐにお店に電話をしました。
考えた末に、やはりお迎えすることに決めたこと、
明日伺うのでお取り置きしておいてほしい旨を伝えると、
マダムもとても喜んでくれました。
そして、翌日、いよいよ迎えに行くと、
マダムがすでにベアを包んでおいてくれました。
ベアを受け取ったこの時の私ほど、
ワクワクした人は他に誰もいなかったのではないでしょうか(^^)
なんて素敵なラッピング!
マダムの心遣いがとてもうれしかったです。
昔、絵本や童話に出てきたプレゼントみたい!
見ているだけでワクワクします♪
ドキドキしながら包を開けるとおなじみのシュタイフの箱が!
さあ・・・もうすぐです
箱の中からこんにちは♪
不思議なことにお店で初めて見た時は、
きりっとした凛々しい顔立ちに見えたのですが、
一緒に過ごすうちに、とても愛らしく優しい顔に見えてきました。
とても不思議なご縁で我が家に来てくれたのですが、
私をずっと待っててくれたのかな~と、そんなふうに思っています。