くまのコールテンくん

私の好きな絵本に、「くまのコールテンくん」があります。

デパートで売られている、小さなくまのコールテンくんと、
お客さんで来た、女の子、リサの出会いを描いているのですが、

この絵本を読むたびに、
いつも、テディベアとの出会いを思い出し、
ワクワクします。

リサは、お母さんにコールテンくんを、
おねだりするのですが、買ってもらえず、
そのまま帰ってしまいます。

お母さんは、コールテンくんがはいているズボンの、
ボタンが片方取れているのが気に入らなかったみたい・・・

コールテンくんは、その時初めて、ズボンのボタンが取れていることに気が付き、
デパートが閉店すると、こっそり売り場を抜け出して、
ボタンを探しに出かけます。

しかし、警備員のおじさんに、元いた売り場に連れ戻されてしまい、
朝目が覚めると、そこには、昨日の女の子、リサが立っていたのでした!

リサは、自分の貯金を崩して、
ドキドキしながら、コールテンくんを迎えに来たのです。

この絵本は、優しさに溢れていて本当に素晴らしいです。

それに、コールテンくんは、目の前に起こったことを、

「そういえばぼく、〇〇したかったんだ!」

と、いつも肯定的にとらえ、その連続が、リサにつながっていく、
というオチもほっこりと温かい気持ちになりました。