あまり聞き慣れない言葉なのですが、
「スティックベア」(stick bear)とは、
できそこないのテディベアのことを言うそうです。

アメリカでは、当初、
シュタイフなどのテディベアを真似て、
精巧に作られていたのですが、

1914年頃(第一次世界大戦末期頃)から、
作りが雑になったというのです。

この時期のベアは、
今はなき、数多くの零細企業によって、
大量生産され、

アメリカのテディベアのファンの間では、
「スティックベア」と呼ばれるように。

ヒョロヒョロの胴体に、
その胴体の途中につけられた、
バランスの悪い両手両脚。

首の位置も、
なんだかおかしなところにつけられ、
うなだれているよう・・・。

確かに、出来が悪いとも言えますが、
ずっと見ているとなんだか、
いじらしく、かわいいと思えてきます(^^;)

価値という視点で見れば、
取るに足らないものかもしれませんが、

きっと、このベアを抱いて、
大喜びした子どもがいたであろうことから、

立派にテディベアの役割を、
果たしていたのでは、と思います(^^)