ほっこりする愛らしいくまさん
今日は、ドイツのぬいぐるみ業界を牽引する期待の星といわれている、クレメンス社のテディベアを、クレメンス社の歴史とともにご紹介します。
クレメンス社について
クレメンス社の創業者、ハンス・クレメンスさんは、戦後間もない1948年、家族とのともに、フランスのアルザス地方から、南ドイツのキルヒャルトへ移住したそうです。
(ハンスさんは、蹄鉄製造を営んでいたそうですが、戦争ですべてを失ってしまいドイツに移住したのでした)
上記の写真と同じ子です。白い肉球がかわいいですね!
そんな苦しい時代の中、1950年頃に始まったドイツの経済復興をきっかけに、マンハイムで、ガラスや陶器などの食器類とギフト雑貨を扱う小売業の事業を起こしたのですが、
戦争でテディベアがなくなり、テディベアを求める声が多く寄せられたため、ハンスさんはお姉さんと一緒に、戦時中に使われていた古い軍用毛布を使ってテディベアを作り始めます。
ブーツもアンティーク風♪
そして、一つずつ愛情を込めてつくられたテディベアは瞬く間にブレイクします!
アンティーク風で温かみのあるくまさんです
やがて、経済の上昇とともにビジネスは繁栄し、他にも多くの種類の動物をシリーズに加えたそうですが、テディベアはいつも、一番人気だったそうです。
素朴な昔ながらのくまさんです
その後、幾多の困難を乗り越え、企業として成長したクレメンス社は、息子であるペーター・クレメンス(Peter Clemens)さんが後を継ぎましたが、2002年、新しいデザインやコレクションのコンセプトに専念するため経営から離れたそうです。
優しいモヘアに癒やされそうです
そして、今、クレメンス社は、レン・リー(Ren Lee)さんへと引き継がれています。
9センチのミニテディ♪
現在の社長、レン・リーさんは、デザイナーとしても活躍されており、商品デザインにおいて、ペーターさんのアドバイスが役に立っているそうです。
(経営を離れましたが、ペーターさんはもちろん今でもクレメンス社やぬいぐるみたちに深い愛情を注いでいます)
欧米で人気のピエロはやはりここでも人気のようです
クレメンス社は、次世代企業として、ドイツのぬいぐるみ業界を牽引する存在ですが、子どもにも大人にも愛されるテディベアを作ろうという信念は、創業時から変わりありません。
セーラー服がかわいい、オーソドックスなくまさんです
赤い三角形のマークがトレードマークで、アンティーク風な温かみのあるくまさんのほか、ソフトタイプや、キャラクターっぽい斬新なデザインのくまさんまで、様々なジャンルがあり、テディベアファンなら誰でも虜になりそうです♪