ハインリッヒ・ミューラーは10代の時、
ビング社で見習いとして働いた後、
1912年に、テディベアとおもちゃのメーカー、
「シューコ社」を立ち上げました。

シューコ社のベアで、とても有名なのが、
1920年に登場した、「イエス・ノー」です。

このベアは、尻尾を動かすことによって、
頭が上下左右に動くのですが、

そのしくみはというと、
尻尾から、ボディを通って、
走る金属ロッドが首のボールソケットで、
接続されており、
尻尾がレバーの役割を果たして、
首が動くというもの。

この試みは、当時としては、
画期的なもので、いろいろなタイプの
「イエス・ノーベア」が作られたのでした。

尻尾を動かすと頭が「イエス」「ノー」と動く