ペディグリー・ソフト・トイズ社(Pedigree Soft Toys Ltd.) は、
1930年から1950年まで世界で最も大きなおもちゃ会社だった、
ラインズ・ブラザーズ社(Lines Brothers Ltd. )の子会社で、
もともとは、イギリス、サリー州マートンにある、
ラインズ社のトライアングワークスで、
おもちゃを製造していました。
1937年から動くおもちゃを作りはじめ、
1946年には、新しい工場を、
北アイルランドのベルファーストにオープン。
その後、ニュージーランド、南アフリカ、オーストラリアにも、
工場をオープンし、各国でテディベアを生産するなど、
イギリスで、ディーンズ社と並び、
2大テディベアメーカーとなるほどの発展を遂げたのですが、
残念ながら、1988年に廃業しています。
テディベアの特徴
北アイルランド(1950-1966年)
イギリス(1950年以前、または1966年)
写真では少しわかりにくいのですが、
伝統的なペディグリー社のテディベアは、
顔の正面の中心にたてに縫い目(センターシーム)があり、
頭頂部にも水平に綴じ目があるそうで、
耳は、端がたたまれていて、この頭頂部の水平の綴じ目に、
縫い込まれているのだとか。
横顔はこんな感じ
さらに、丸い頭に、鼻面は突き出しておらず、
目が鼻に近い低い位置にあるため、
大きく丸い額が強調されていることや、
ボディ、腕、足も真っ直ぐで、
腕は短めなのが特徴です。
少しキャラクターっぽい、
とても個性的なテディベアですね♪